社会福祉法人 甲山福祉センター 安井保育園・夙川さくらんぼ保育園  |  兵庫 西宮市

事業報告・決算状況

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令和元年度事業報告

1.はじめに

 保育園では身体づくりを保育ねらいの一つに掲げ、散歩にも出かけることが多い毎日ですが、令和元年度は、全国的に散歩途中の交通事故に遭遇する事案が多発し、園外での活動が不安な状況がありました。この機会に散歩先の危険個所の洗い出しや、マニュアルの見直しをして危機感を持って出かけることで危険を回避するようにしました。

 利用率としては、安井保育園は2名の欠員、夙川さくらんぼ保育園は、1名の欠員からのスタートとなりました。その理由としましては、入園が決まってから転居でした。待機児が多い地域の中で次の人をすぐに入れてあげられないもどかしさを感じました。又、夙川さくらんぼ保育園は3歳児クラスに上がる時に、行先が決まらない不安があり入園を敬遠される状況もありました。夙川さくらんぼ保育園の2歳児7名は、安井保育園に1名、夙川さくら保育園に4名の入園が決まりましました。

 10月から消費税の引き上げや幼児教育(3歳児以上)の無償化が始まり、給食費を自園で徴収することになりました。各園で給食内容が異なるため、国基準の額を参考に保育園が独自で金額を決めることになり、6,500円としました。

 2月以降、新型コロナウィルスの感染拡大防止のため、手指消毒、職員の出勤前の検温、マスク着用を実施しました。保育では、密集を避けるために遠足、保育参観、卒園式は縮小して行いました。

2.事業報告

1)施設を利用される保護者と手を携え、安心して預けていただける施設運営・保育内容を心がけます

(ア)安井保育園は最大受け入れ人数を108名(定員90名)120%とします。
夙川さくらんぼ保育園は最大受け入れ人数を21名(定員20名)105とします。

 ⇒安井保育園は1歳児クラスが4月2名の欠員でしたが5月に入園しました。その後は120%で推移しました。
夙川さくらんぼ保育園は0歳児クラスが6月まで1名欠員でしたが、7月に入園し、その後は105%で推移しました。
夙川さくらんぼ保育園の2歳児は卒園後、安井保育園、夙川さくら保育園、近隣の幼稚園等に希望通り入園することができました。

安井保育園利用状況 定員【90名】

年齢 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 平均 前年度
0 12 12 12 12 12 12 12 12 12 12 12 12 12 12
1・2 36 38 38 38 38 38 38 38 38 38 38 38 37.8 38
3 20 20 20 20 20 20 20 20 20 20 20 20 20.0 19.1
4・5 38 38 38 38 38 38 38 38 38 38 38 38 38.0 38.9
合計 106 108 108 108 108 108 108 108 108 108 108 108 107.8 108.0
利用率 117.7 120 120 120 120 120 120 120 120 120 120 120 119.8 120

夙川さくらんぼ保育園利用状況 定員【20名】

年齢 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 平均 前年度
0 6 6 6 6 6 6 6 6 6 6 6 6 6 6
1・2 15 15 15 15 15 15 15 15 15 15 15 15 15 15.5
合計 21 21 21 21 21 21 21 21 21 21 21 21 21 21.5
利用率 105 105 105 105 105 105 105 105 105 105 105 105 105 107.5

(イ)内容の充実を図ります。
・安心できる保育士との信頼関係を基に主体的に関わって遊べる環境づくりを心がけます。
・安定した歩行・しっかり歩くことを重視した活動や、年齢にあったリズム遊びを定期的に取り入れるなど身体を動かして遊ぶ活動を大切にします。
・絵本の読み聞かせや、季節や自然を感じる体験を通して豊かな感性を育みます。
・手作りを基本とし、旬の食材にこだわった献立を提供し、クッキング保育を積極的に取り入れます。

 ⇒0・1歳児クラスは、子どもの成長に合わせて環境設定を行い、育ちの保障をしました。また、特定の保育士と少人数で過ごすことで新しい環境にも無理なく慣れ安心して過ごす姿が見られました。各クラスとも子どもの育ちに応じた環境構成をこまめに行い、子どもが主体的に遊べるようにしました。また保育の柱に「身体づくり」を掲げ、ホールでリズム遊びをしたり、春先から園外にも進んで出かけ体を動かして遊ぶ経験がたくさんできました。また園庭では鉄棒、縄跳び、竹馬、フラフープ等で遊ぶ体験から運動会へとつなげることができました。
園庭の畑で様々な野菜を育て、それぞれのクラスで収穫し、クッキングをしました。苦手だった野菜を食べられるようになり、食べることが大好きな子どもたちの姿が見られました。下半期も子どもが興味を持って参加できる保育を心がけました。

(ウ)栄養士が専門性を発揮し、調理員・保育士と連携し、食育・きめ細やかな離乳食やアレルギー児への応対等を行います。

 ⇒今年度はアレルギー除去対象児が10名おり、アナフィラキシーを発症する児童もいたため栄養士、調理員、保育士が密に連携を取ると共に、保護者とは除去食チェックをこまめに行い、誤食がないよう気を付けて進めました。

   保育園の保護者や地域の子育て中の保護者に健康面・栄養面での講座や相談、アドバイス等の子育て支援を積極的に行います。

 ⇒地域の保護者を対象に開催した離乳食講座、園庭開放、育児講座等には、たくさんの方に参加していただきました。その都度、育児面での様々な相談を受けアドバイスを行いました。中には、ホームページや子育てだよりを見て何度も参加され楽しみにされている方も多く、今後も地域に必要とされる保育園として取り組んでいきます。

(エ)年末保育のありかたについて引き続き保護者ニーズのアンケートをとり、検討していきます。

 ⇒令和元年度は12月29日が日曜日だったため、年末保育の実施は令和2年度以降になりました。下半期には来年度の実施に向けて具体的な対応を決めることができました。

(オ))利用される保護者同士がつながる場を提供できるよう土曜日の保育室開放を行います。

 ⇒年度の初めに保育室開放を始めることを伝えると、2~3人の保護者からの問い合わせがありました。下半期の土曜日に保育室開放を行い、4回の利用がありました。慣れた場所で気軽に保護者同士が集まることができ喜ばれていました。

2)保育の質の向上のために

(ア)自己評価やヒヤリングなどの内容や会議での職員の意見を保育運営に反映し、風通しの良い職場づくりを心がけます。
各自で掲げた目標が研修参加計画にも反映できるようにし、自ら進んで学ぶ意欲につなげます。

 ⇒正規職員を対象にした自己評価制度や全職員を対象にした園内の自己評価チェックリストを活用し自己の振り返りを行いました。職員との懇談や上半期のヒヤリングの中で出された提案事項をうけ、環境を改善し会議の持ち方を工夫する等して、職員のモチベーションを上げるよう心がけました。

(イ)一人ひとりに応じた研修計画を立て、外部研修の参加を促します。
キャリアアップ研修については、一分野15時間を受講する必要が有りますので、残りの3年を計画的に進めていきます。

 ⇒キャリアアップ研修は延べ26名が計画的に参加しました。一分野の受講が終了した保育士が次の専門分野を取得するために進んで研修を受け、キャリアアップに努めることができました。

   法人や他機関と連携しながら「医療的ケアの必要な子どもへの応対」「産休明け保育の在り方」などの研修に参加し、専門性を高めます。
研修終了後は職員会議などで報告する場を設け、皆で学び合うようにします。

 ⇒西宮市主催の研修やその他の自己研修に年間を通して延べ120名が参加しました。

(ウ)保育園の経営状況や事業計画の意義、進捗状況等を共通理解するための園内研修を計画的に行います。

 ⇒上半期は保育目標に掲げている「子どもの姿について」「生きるための力とは」についての研修や保健面での研修などを行いました。下半期には事務担当より『園の経営状況について』と栄養士による『保育園で大切にしている食育の取りくみ』の研修を行い、共通理解しました。

(エ)3園で担当者交流・保育実践研究などを行います。

 ⇒全職員で協力しながら3園でのクラス担当者が、交流し情報交換をする時間を持つことで、一人ひとりの学びにつなげることができ共に育ち合える関係ができてきました。

(オ)外部講師を招き保育指導を受け、保育力の向上に務めます。

 ⇒月1回、外部の講師から指導を受ける機会を持ちました。午前はそれぞれのクラスの保育実践をお互いが見合う時間を持ち、午後は講師に指導を受け、専門的な学びと保育の振り返りをしました。

(カ)正規職員の増員やパート保育士の導入、クラスの垣根を越えた計画的な応援体制等で、事務・保育業務の軽減化や、働きやすい職場づくりを図ります。

 ⇒今年度は正規職員を1名増員し、主任以外にフリー保育士を配置したことで、保育業務の軽減や保育内容の充実につながりました。
また西宮市の助成でこれまで保育士が行っていた食後の清掃や環境整備などを行う保育補助員を配置しました。

3)地域子育て支援及び地域との交流

(ア)地域の方々との異世代交流(高齢者、学生など)を積極的に行います。

 ⇒9月に世代間交流「あそぼう会」を行い、地域の方が26名来られ一緒に伝承遊びなどを楽しむことができました。下半期には、年長児が甲山高校の生徒との交流を行い、高校生が育てたさつまいもを一緒に収穫し、歌やダンスなどもしました。年長児にとっては思い切り甘えられる楽しい時間になりました。

(イ)法人の高齢者施設(甲寿園)、児童発達支援センター(北山学園)との交流を計画的に行います。

 ⇒甲寿園との交流は年3回予定していましたが、感染症などで上半期は1回のみの実施となりました。北山学園との交流は、7回行いお互いの園を行き来して触れ合うことができました。

(ウ)青年愛護協議会を通して他団体と情報交流を行い、子育て支援の為の協力関係を築いていきます。

 ⇒青少年愛護協議会に参加することで、地域の他の団体の様々な情報を知ることができました。

(エ)子育て支援担当者が中心となり、地域のニーズを把握し、育児講座、保育体験、地域子育て新聞の発行、園庭開放などを積極的に行います。
夕涼み会合同避難訓練などの園行事への参加を近隣の皆様に呼びかけ、地域の保育園として、緊急時には協力体制等を取り合える関係となるよう心がけます。

 ⇒上半期の夕涼み会には、近隣の方が来られ楽しまれました。年間を通してたくさんの親子が子育て支援行事に参加されました。

  

子育て支援事業の利用者(安井保育園)

  育児相談 体験保育 短期
体験保育
子育て教室 育児講座 子育て
情報誌
園庭開放
4月 2件   2名     260部 70名
5月 0件   3名       68名
6月 12件 6組
(13名)
4名   「離乳食!食べてみよう!作ってみよう!」
「ベビーマッサージ」
18組(36名)
260部 101名
7月 1件 5組
(10名)
2名 「七夕」
8組(16名)
    58名
8月 2件         260部 53名
9月 9件 9組
(19名)
  「どろんこあそび」
8組(16名)
「離乳食!食べてみよう!作ってみよう!」
10組(20名)
  126名
10月 5件       「親子クッキング」
「リズムで遊ぼ!」
17組(34名)
260部 121名
11月 6件 8組
(16名)
  「ふれあい動物園」
9組(18名)
「ベビーマッサージ」
「親子クッキング」
17組(34名)
  135名
12月 2件 6組
(12名)
      260部 79名
1月 3件       「リズムで遊ぼ!」
11組(23名)
  109名
2月 1件         260部 78名
3月 0件           0名
43件 34組
(70名)
11名 25組
(50名)
73組
(147名)
1,560部 998名
4)安心・安全・快適な環境づくり

(ア)年間避難訓練計画の中に、消火訓練、不審者訓練・地震対応の訓練等を入れ、あらゆる場面を想定した訓練を行います。

 ⇒法人の防災担当者に定期的に避難訓練に立ち合っていただき、様々なアドバイスを受けることができました。また、不審者対応訓練では、実際の不審者役を立て危機感をもって対応する訓練を行い、課題を出し合い次回に生かすようにしました。

(イ)毎月設備の安全点検を行い、いろいろな職員の目で安全確認を行います。又修理の必要な個所については、速やかに対応していきます。

 ⇒安全点検での結果を見ながら、修理個所については早急に対応しました。

(ウ)乳幼児突然死症候群(SIDS)や誤食、アレルギー除去対応マニュアルを活用し、定期的に研修会を開き事故防止の徹底化を図ります。

 ⇒エピペン持参の子どもがいるため、緊急時の対応についての研修を全職員で定期的に行いました。また年度初めに全職員でマニュアルの読みあわせを行い、エピペンの置き場所を確認し、対象児のクラスでは、対象児のクラスでは、緊張感をもって取り組むようにしました緊張感をもって取り組むようにしました。

(エ)安全担当者が中心となり事故防止を進めるとともに、ヒヤリハットに基づく解決策等を共有し、事故を予測する力をつけていきます。

 ⇒毎月安全目標を掲げ、よく見える場所に掲示し、職員が意識して安全に保育を行うようにしました。ヒヤリハットはクラス内で共有できる記録の取り方に変更し周知できるようにしました。その都度周知できるようにしましたが、園全体で共有することが課題です。

(オ)設備・環境整備

・安井保育園

   テラスの屋根の波板の修理を行います。

 ⇒テラスの屋根の波板を新しくしました。

   テラスのスノコを新しくします。

 ⇒新しいものに取り換え、テラスが明るく衛生的になりました。

   スチームコンベクションを買い換えます。

 ⇒新しく購入しました。

   古くなった玩具、棚等を買い換えます。

 ⇒下半期に買い換え、安全に使用できるようになりました。
上記以外で、大雨の影響で雨漏りがあり、急遽屋根のドレン配管の修理を行いました。

・夙川さくらんぼ保育園

   夏の水遊びの環境について検討します。

 ⇒2歳児は安井保育園でプール遊びを行いました。0・1歳児の沐浴は共有部にたらいをおき安全に使用できるよう環境を見直し、昨年より開放的に遊べるようになりました。

5)一時預かり事業

(ア)少しでもたくさんの保護者に一時預かり保育を利用していただけるよう、年間利用者数の目標を、2,400名以上とします。

 ⇒1年間の利用者は延べ2,503名でした。2、3月は新型コロナウィルスの影響はありませんでした。

(イ)一時預かり利用ソフトの見直しを行い、事務の軽減を図ります。

 ⇒パソコンでの当日の一時預かり利用データを印刷し、そのまま紙面で使えるようにしたことで、今まで書き写していた作業がなくなり、事務の軽減を図ることができました。

(ウ)利用される保護者の要望には柔軟に対応し、子育ての悩みや相談に気軽に応じられるようにします。

 ⇒担任との信頼関係ができ、登降園時には保護者から様々な育児相談を受けました。保護者の話を聞き、一緒に考え、悩みを共有するよう心がけることで、安心して利用していただきました。

(エ)一時預かり保育を利用する子どもが安心して保育を受けることができるようきめ細やかな保育を心がけます。

 ⇒一人ひとりに寄り添う保育を心がけると共に、クッキングや園の行事の誕生会に参加するなど楽しみにして登園できるようにしました。

(オ)今年度も0・1・2歳児の子どもの利用が多いと思われます。乳児に適した安全な環境を整えます。

 ⇒2歳児の利用が前年度に比べて1.6倍に増えました。

(カ)一時預かり保育の質の向上を図るため、職員研修を充実させます。

 ⇒月1回の担当者会議で問題を出し合い、次月の保育に生かせるようにしました。又研修にも進んで参加できました。

一時預かり保育 利用状況

年齢 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 合計 前年度
0歳児 0 4 7 5 10 11 14 12 15 13 11 18 120名 209名
1歳児 37 56 65 52 42 50 61 62 59 56 59 52 651名 753名
2歳児 97 116 122 115 86 129 130 119 110 110 109 75 1,318名 814名
3~5
歳児
64 7 14 51 71 21 22 19 37 25 19 64 414名 720名
合計 198 183 208 223 209 211 227 212 221 204 198 209 2,503名 2,496名

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