社会福祉法人 甲山福祉センター 安井保育園・夙川さくらんぼ保育園  |  兵庫 西宮市

事業報告・決算状況

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平成29年度事業報告

1.はじめに

 今年度は待機児解消に向けた保育士確保と、保育士が職場に定着するための施策として処遇改善等加算Ⅱが新設されました。また保育の質の向上に向けキャリアパス制度も始まりました。保育現場を少しでも改善するよう試行錯誤しながら取り組んできましたが、保育園間で加算額に不平等が生じたり、研修参加のための人員配置の難しさなどの混乱もあり、今後のキァリアパス制度の見通しがたちにくい状況が続いています。
次年度は現場の声が反映されるような仕組みになってくれることを願うばかりです。
 安井保育園、夙川さくらんぼ保育園は待機児の多い地域であり、今年度も143名の方が見学に来られました。又地域の親子や、近隣の保育ルームの子ども達もたくさん園庭に遊びに来られ、丁寧な対応を心がけ安心して過ごしていただきました。今後も保育人材を活用し地域で必要とされる保育園となるよう努めたいと思います。

2.事業報告

1)施設を利用される保護者と手を携え、保育園の独自性を活かした施設運営を行います

(ア)安井保育園は最大受け入れ人数を108名(定員90名)、利用率120%とします。0,1,2歳児クラスは担任間で連携を取りながら少人数で落ち着いた生活ができる環境づくりを心がけます。
3歳児クラスは生活支援保育士を配置し、生活面の自立に向けきめ細かい援助をしていきます。
4・5歳児クラスは養護と教育が一体に展開できるよう環境や保育の見直しを行います。

 ⇒4月~2月は108名の在籍、3月は107名の在籍でした。途中に入退園があり子どもの入れ替わりがありました。一年間の利用率は119・9%でした。
保育士との信頼関係を基に、一日過ごす保育園が心地よい居場所となるよう環境の見直しと保育内容の充実をはかりました。特に4,5歳児クラスはクラスの枠を外しお互い行き来できる環境と、年齢別の育ちを保障できる空間づくりを大切にする環境を流動的に行えるようこころがけました。
また保護者には機会あるごとに日々の保育内容を伝え、保育園が大切にしている保育について理解していただきました。年度末には保護者対象に保育園の管理運営についてアンケートを取りました。頂いた意見を集約し、今後の取り組みに活かしていきたいと考えています。

安井保育園利用状況  定員【90名】 予算月平均利用者数【108名】 予算利用率【120%】

年齢 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 平均 前年度
0 12 12 12 12 12 12 12 12 12 12 12 12 12 12
1・2 38 38 38 38 38 38 38 38 38 38 38 38 38 38
3 19 19 19 19 19 19 19 19 19 19 19 18 18.9 20
4・5 39 39 39 39 39 39 39 39 39 39 39 39 39 38
合計 108 108 108 108 108 108 108 108 108 108 108 107 107.9 108
利用率 120 120 120 120 120 120 120 120 120 120 120 119 119.9 120

(イ)夙川さくらんぼ保育園は最大受け入れ数を21名(定員20名)利用率105パーセントとします。
園庭がないため、気分転換を図ることや子どもの体づくり等が課題です。室内の環境を工夫すると共に、安井保育園 夙川さくら保育園とこまめに連携しながら保育を進めていきます。

 ⇒夙川さくらんぼ保育園の2歳児の卒園児は安井保育園と夙川さくら保育園に全員入園することができました。
安井保育園 夙川さくら保育園の園庭はもちろん、近隣の公園に積極的に出かけると共に、室内で体を動かして遊べる遊具等環境の工夫を行いました。

夙川さくらんぼ保育園利用状況  定員【20名】 予算月平均利用者数【21名】 予算利用率【105%】

年齢 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 平均 前年度
0 6 6 6 6 6 6 6 6 6 6 6 6 6 6
1・2 15 15 15 15 15 15 15 15 15 15 15 15 15 15.5
合計 21 21 21 21 21 21 21 21 21 21 21 21 21 21.5
利用率 105 105 105 105 105 105 105 105 105 105 105 105 105 107.5

(ウ)看護師 栄養士がそれぞれの専門性を発揮し、3園で子どもの健康管理や保護者への医療面のサポート、保育園での食育・離乳食などの取り組みを積極的に行います。また、地域の子育て中の保護者には健康面・栄養面での講座や相談、アドバイス等の子育て支援を行います。

 ⇒看護師を配置して2年目になり、園独自の年間保健計画を立て子どもの健康管理を中心にきめ細やかに対応することができました。又園庭開放、育児講座等地域の保護者が園に来られた時に健康面での相談などを受け地域の子どもたちの成長を一緒に見守ることができています。

栄養士は毎月給食会議を行うなど職員と連携し、今年度特に対象児の多くなったアレルギー食への対応をきめ細やかに進めてきました。又一時預かり保育を利用する子どもも今年度アレルギー食への対応を必要とする状況が多く、気を抜けない状態でしたが、連携をしっかりとり、誤食などの事故はありませんでした。

(エ)年末保育を実施していくための検討を、夙川さくら保育園と共同で行います。

 ⇒3園運営委員会で今後の方向を話し合いましたが、保育時間、給食、保育料、職員の勤務について等検討を必要とする事項や課題が多くあり、今年度の実施は見送ることにしました。

2)保育の質の向上のために

(ア)自己評価とヒアリングを年間通して行い、各自で目標を掲げ、研修計画にも反映させていきます。

 ⇒年2回自己評価を行いました。評価と課題を明らかにすることで、後半の保育も課題をもち取り組んでいく姿勢が見られました。

(イ)新人保育士、経験3年以内の正規・嘱託保育士・中堅保育士等のステップアップ研修と、専門職としての研修を、キァリア加算を考慮しながら計画的に進めていきます。

 ⇒法人主催のフォローアップ研修や西宮市、民間施設協議会主催の研修等多方面からの研修を受講しました。外部研修には年間117回参加しました。
またキャリアアップ研修も徐々に受講しています。次年度は計画的に取り組めるよういろいろなところで計画されている研修の情報を職員に伝え、自主的に参加できる体制づくりをしていきます。

(ウ)保育園の現状や取り組みへの意義等を共通理解するための園内研修の充実を図ります。

 ⇒園長、事務員、看護師、栄養士等の専門分野の職員が、それぞれの視点に立った内容で園内研修を計画的に行いました。
保育士の専門性を高めるという観点から取り組みました。経営面等全職員で共通理解していくことはできましたが、聴くことが中心になり受け身の研修になりがちであったため、次年度は職員からの問題提起ができる参加型の研修にしていきたいと考えています。
外部から専門講師を招いて保育指導を月1回受けました。夙川さくらんぼ保育園の保育士も一緒に参加し、職員の保育力を高めることができました。

(エ)就労時間内の研修やⅠCT化による事務、保育業務の軽減に取り組みます。

 ⇒ⅠCT化によって、登降園の時間の入力を保護者にしていただくようにしました。それに伴い園児の安全面では保護者に安心していただけるようになりました。次年度は事務、保育業務の軽減につながるよう工夫していきます。

3)地域子育て支援及び地域との交流

(ア)地域の方々と異世代間交流(高齢者、学生等)を積極的に行います。

 ⇒地域の方に来ていただきあそぼう会を開催しました。又10月には甲山高校の生徒との芋ほり交流を行いました。

(イ)青少年愛護協議会を通して他団体と情報交流を行い、子育て支援の為の協力関係を築いていきます。

 ⇒月に1度の青少年愛護協議会に出席し、情報交換をすることができています。

(ウ)子育て支援担当者が中心となり、地域のニーズを把握し、育児講座、保育園体験、地域子育て新聞の発行、園庭開放などを積極的に行います。
夕涼み会、合同避難訓練などの園行事への参加を近隣の皆様に呼びかけ、身近な保育園であり、緊急時の協力体制を取り合える関係づくりを心がけます。

 ⇒地域の子育て中の保護者からの要望が多い親子クッキングを今年度は後半に2回行いました。又子育て支援担当を中心に園庭開放の内容を充実したことで、園庭開放の参加者が増えつつあります。
地域との合同避難訓練は夙川さくら保育園と協力体制を取り、安井保育園に避難し地域の方に阪神淡路大震災の様子などを聞かせて頂きました。

  

子育て支援事業の利用者(安井保育園)

  育児相談 体験保育 短期
体験保育
子育て教室 育児講座 子育て
情報誌
園庭開放
4月 8件         250部 90名
5月 7件       「ベビーマッサージ」
10組(20名)
  53名
6月 4件   7組
(14名)
  「3B体操」
9組(18名)
260部 121名
7月 6件   10組
(19名)
「七夕まつり」
8組(16名)
    84名
8月 5件   4組
(8名)
    260部 56名
9月 4件   10組
(13名)
「どろんこあそび」
10組(19名)
「離乳食講座」
8組(16名)
「わらべうた遊び」
8組(17名)
  80名
10月 7件 12組
(15名)
3組
(6名)
  「親子クッキング」
7組(15名)
「体を使って遊ぼう」
15組(31名)
260部 121名
11月 5件 22組
(27名)
    「ベビーマッサージ」
8組(16名)
「親子クッキング」
8組(17名)
  166名
12月 7件   7組
(15名)
    260部 47名
1月 3件     「おたのしみ会」
7組(15名)
「リトミック」
8組(17名)
  91名
2月 3件   10組
(19名)
「節分」
3組(6名)
  260部 70名
3月 4件           103名
63件 34組
(42名)
51組
(94名)
28組
(56名)
81組
(167名)
1,550部 1,082名
4)安心・安全・快適な環境づくり

(ア)毎月実施の避難訓練計画の中に、消火訓練、不審者・地震対応訓練等あらゆる場面を想定した訓練を取り入れ実施します。

 ⇒今年度は避難訓練の中で、2階に乳児の保育室があることの避難の難しさを職員で共有し、職員の動きを再確認しました。
夙川さくらんぼ保育園は商業施設の中にあるため不審者対応の見直しをしました。グリーンタウン管理会社の行う地域での避難訓練にも参加しました。

(イ)毎月、設備の安全点検を行い、いろいろな職員の目で安全の確認を行います。
又修理の必要な個所については、速やかに対応していきます。

 ⇒安全点検で修理が必要なところは、業者に修理依頼をする等速やかな対応を心がけました。

(ウ)乳幼児突然死症候群(SIDS)や誤食、アレルギー除去対応マニュアルを活用し、定期的に研修会を開き事故防止の徹底化を図ります。

 ⇒安全担当が中心となり毎月安全目標を掲げ職員に周知しました。またヒヤリハット週間を設ける等事故防止対策を進めることができました。

(エ)設備・環境整備

安井保育園

 ①老朽化している園庭の手洗い場を改築し、子ども達にとって使いやすい環境にします。

 ⇒4月下旬より工事が始まり1カ月ほどかかりましたが、すっきりとした手洗い場が完成しました。お湯の出るシャワー、クッキングに使用するシンク等も完備して便利になりました。

 ②机、ロッカー、体育遊具等老朽化した備品を買い替えます。

 ⇒今年度買い替えを予定している備品は全体の予算をみながら予定通り購入することができました。
甲山福祉センター後援会の補助金で体育遊具を購入しました。

 ③調理室天井の塗装を行います。

 ⇒アスベスト対策もあり、調理室、便所、調乳室の天井の塗装を行いました。

夙川さくらんぼ保育園

 ①乳児向き玩具の充実を図ります。

 ⇒園庭がないため雨天時等にも体を動かして遊ぶことができるよう室内遊具を購入しました。
甲山福祉センター後援会よりの補助金でバランス遊具を購入しました。

5)一時預かり事業

(ア)年間の利用者数の目標を2,100名以上とします。

(イ)利用される保護者の要望には柔軟に対応し、育児相談なども積極的に行います。

(ウ)一時保育の質の向上と事業内容の充実のため、正規保育士を配置し、保育園全体でのバックアップと研修体制を積極的に行います。

 ⇒今年度の利用者数は2,509人で、目標を達成することができました。
一時預かり保育の利用希望者が多いため、新規の方の登録は様子を見ながら進めてきました。今年度も2歳児の利用希望者が多い状況でした。
利用されている保護者の要望に応じ育児相談を受け、少しでも安心して子育てをしていただけるよう心がけました。
今年度は一時預かり保育の担任に正規保育士を配置しました。毎月お便りを配布する、室内の環境を状況に応じて工夫する等質の向上に努め、利用者に喜ばれています。

一時預かり保育 利用状況

   
年齢 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 合計 前年度
0歳児 2 0 3 7 8 11 17 12 15 17 19 25 136名 136名
1歳児 32 58 43 40 41 33 42 45 46 39 56 49 524名 591名
2歳児 78 106 124 107 84 146 141 133 112 100 93 104 1,328名 1,158名
3~5
歳児
73 35 50 69 102 17 21 29 36 23 20 46 521名 565名
合計 185 199 220 223 235 207 221 219 209 179 188 224 2,509名 2,450名

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